石渡宏道のひとりごと 代表コラム
新会社法の私的見解
新会社法が今年の5月1日より施行され、アイ・ビジョン(アイ・パートナーズが発行しているフリーペーパー)でも数回にわたりご案内させていただいております。
新会社法の制定のポイントは利用者の視点に立った会社類型の見直し、会社経営の機動性・柔軟性の向上、会社経営の健全性の確保等を担保するための法整備だと解釈しています。
簡単に申し上げると、「会社は簡単に設立できます」「取締役・監査役の責任と権限を強化します」「会社もコンプライアンス時代に備えてしっかりとしたチェック体制を構築しなさい」ということだと思います。
そして、この新会社法が法人税にも大きな影響を与えました。
特に法人税法で定義されている同族会社について、厳しい改正が行われました。すなわち、同族会社のうち
特殊支配同族会社の役員給与の給与所得控除額相当部分について、損金不算入とする制度が創設されたのです。
これは、新会社法では最低資本金が撤廃されたことにより、個人事業者が節税目的の法人成りが容易にでき、課税の公平を害することを防ぐためにできた法律だと言われています。
新会社法で起業の入り口を緩め、税で出口を厳しくするという、なんとも矛盾した制度です。
加えて、新会社法により設立される法人に限るのかと思いきや、現行の法人(特殊支配同族会社)すべてを対象とする法人税改正に至ってしまいました。
生業から家業へ、家業から企業へと事業が成長するプロセスで、法人化は必要不可欠です。
不公平税制の是正と言うだけで片付けていいのだろうか。中小企業の育成と言う観点はまったく見られないのだろうか。
今回の改正に対して、その対策を皆様方の事情を個々に判断して対応していく所存です。
過去のコラム
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| 2010年5月 | 仏師 石渡康運 |
| 2010年4月 | トヨタの危機 |
| 2010年3月 | 増税議論と為政者の責任 |
| 2010年2月 | 日本航空 |
| 2010年1月 | 新春にあたり |
| 2009年12月 | 平成維新 |
| 2009年11月 | モラトリアム |
| 2009年10月 | 見える化 |
| 2009年9月 | 資産づくりを応援します |
| 2009年8月 | 音楽の贈り物 |
| 2009年7月 | 朝礼で一日の活力を得る |
| 2009年6月 | 横浜開港150周年 |
| 2009年5月 | 比叡山延暦寺 |
| 2009年4月 | 資産の運用、管理、保守 |
| 2009年3月 | 監査役の勇気 |
| 2009年2月 | ヒトが財産 |
| 2009年1月 | 統合の思想 |
| 2008年12月 | 二兆円の定額給付 |
| 2008年11月 | 東アジアの時代 |
| 2008年10月 | 倒産 |
| 2008年9月 | 鶴見の歴史 |
| 2008年8月 | 偽装問題 |
| 2008年7月 | 学会 |
| 2008年6月 | 古都鎌倉 |
| 2008年5月 | 長寿社会の医療問題 |
| 2008年4月 | 熱い夏 |
| 2008年3月 | 地球温暖化問題 |
| 2008年2月 | 課題の解決 |
| 2008年1月 | 組織の品格 |
| 2007年12月 | 司馬温公の教え |
| 2007年11月 | 自己革新と組織革新 |
| 2007年10月 | 金融商品取引法に際して |
| 2007年9月 | 残暑お見舞い申し上げます ~2007年夏~ |
| 2007年8月 | 偽装事件から内部統制の必要性をみる |
| 2007年7月 | 定年退職後 〜マネープランを立てる〜 |
| 2007年6月 2回目 | 定年退職後 〜セカンドライフの充実〜 |
| 2007年6月 | 企業の社会に対してその存在理由 〜CSRの取組み〜 |
| 2007年5月 | 今年の申告から特に気になったこと |
| 2007年4月 | 横浜の活性化のために |
| 2007年3月 | 寒中お見舞い申し上げます |
| 2007年2月 | 昨年の流行語大賞 |
| 2007年1月 | 激動の2006年 そして2007年へ |
| 2006年12月 | 横浜商工会議所の2号議員に就任しました |
| 2006年11月 | 新会社法の私的見解 |
| 2006年10月 | コンビニ業界のスクラップアンドビルドから学ぶ |
| 2006年9月 | 残暑お見舞い申し上げます |







