企業の社会に対してその存在理由 〜CSRの取組み〜
最近、企業の経営陣が、深々と頭を下げている報道をよく見かけます。
頭を下げるだけですめばよいのですが、市場から退場する羽目になる企業も続出しています。おそらく20~30年前にはあまり見かけなかった光景です。
企業の不祥事は昔はなかったのでしょうか。
否、昔は潜在化していただけで公害問題等生死にかかわること以外、ほとんど表面化しなかっただけであるかと思います。
なぜ今、耐震偽造、食品の産地偽造、架空取引、リコール隠し、個人情報漏洩等の諸問題が顕在化してきたのでしょうか。
それは経済のグローバル化に伴い、規制緩和の推進、コンプライアンスの遵守、情報公開の促進等の時代背景によるところが大きいのかと思います。不祥事は、あらゆる企業に発生する可能性があります。
今、企業は社会に対してその存在理由が問われているのです。
社会に対して応えるためには、今までの損得中心から、善悪中心の発想で企業経営に取り組まなければ、市場の厳しい監視にさらされるわけです。これはまさに企業経営が健全な方向で継続しなければならないことを意味します。
そこで今、話題になっているキーワードがCSR(Corporate Social Responsibility=「企業の社会的責任」)
です。このCSRは企業経営をステークホルダー(利害関係者)の視点で捉え直すことであり、お客様だけでなくあらゆる利害関係者の満足を実現することであります。
さらには責任を果たすだけという消極的なスタンスでなく、組織全体でCSRを実現するという姿勢と、企業価値を高めるという積極的な姿勢が必要です。
CSRは企業規模の大小を問うものではありません。他人を一人でも雇用すれば、その時から企業は社会的公器となります。すべての企業がこのCSRに取り組んで企業価値の向上に努めるべきであると考えます
