石渡宏道のひとりごと 代表コラム

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倒産

徳川時代後期、内にあっては、領主財政の破綻、物価騰貴、一揆など経済・社会・政治が混乱を極めていました。

この社会的動揺を克服するために、老中水野忠邦の主導で幕藩体制を維持するために「天保の改革」が始まりました。

外にあっては、アメリカ、イギリス、オランダ等の世界の列強国から開港を迫られていました。まさに横浜開港150年前の話であります。

同じ時期のアメリカでは、ドイツから来たユダヤ系移民、ヘンリー、エマニュエル、マイヤーのリーマン三兄弟が日用品店リーマン商店を開店しました。これが「リーマン・ブラザーズ」の始まりです。
日用品販売からスタートし、綿花取引、金融アドバイザリー、資産管理業務へと発展し、金融機関へと昇り詰めていきました。

まさに、アメリカの象徴でもあるアメリカンドリームの実践企業です。

そのリーマン・ブラザーズが2008年9月15日に連邦倒産法第11条(日本の民事再生法に相当する)の適用を申請し、事実上倒産しました。アメリカ経済のみならず、世界経済に与える影響は非常に大きなものが予想されます。

今回は倒産の原因を探求するのではなく、倒産とは何かを考察してみたいと思います。

倒産とは、破産手続き開始、再生手続き開始、更生手続き開始または特別清算開始の申し立てが裁判所に対してされること、及び手形交換所において取引停止について公表されることと言われています。
これら破産、再生、更生、特別清算は、それぞれ破産法、民事再生法、会社更生法、会社法に基づく法制度としてあります。しかしながら、中小企業は再建型の法制度はほとんど受けることができません。

すなわち、私的倒産処理を余儀なくされています。そればかりか倒産処理すらできない状態です。

今回のような大型倒産を見聞きするたびに、中小企業の経営破綻を少しでも和らげる法整備の必要性を感じざるを得ません。

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過去のコラム

更新月 タイトル
2010年7月 天使の歌声
2010年6月 リーダーシップの本質
2010年5月 仏師 石渡康運
2010年4月 トヨタの危機
2010年3月 増税議論と為政者の責任
2010年2月 日本航空
2010年1月 新春にあたり
2009年12月 平成維新
2009年11月 モラトリアム
2009年10月 見える化
2009年9月 資産づくりを応援します
2009年8月 音楽の贈り物
2009年7月 朝礼で一日の活力を得る
2009年6月 横浜開港150周年
2009年5月 比叡山延暦寺
2009年4月 資産の運用、管理、保守
2009年3月 監査役の勇気
2009年2月 ヒトが財産
2009年1月 統合の思想
2008年12月 二兆円の定額給付
2008年11月 東アジアの時代
2008年10月 倒産
2008年9月 鶴見の歴史
2008年8月 偽装問題
2008年7月 学会
2008年6月 古都鎌倉
2008年5月 長寿社会の医療問題
2008年4月 熱い夏
2008年3月 地球温暖化問題
2008年2月 課題の解決
2008年1月 組織の品格
2007年12月 司馬温公の教え
2007年11月 自己革新と組織革新
2007年10月 金融商品取引法に際して
2007年9月 残暑お見舞い申し上げます ~2007年夏~
2007年8月 偽装事件から内部統制の必要性をみる
2007年7月 定年退職後 〜マネープランを立てる〜
2007年6月 2回目 定年退職後 〜セカンドライフの充実〜
2007年6月 企業の社会に対してその存在理由 〜CSRの取組み〜
2007年5月 今年の申告から特に気になったこと
2007年4月 横浜の活性化のために
2007年3月 寒中お見舞い申し上げます
2007年2月 昨年の流行語大賞
2007年1月 激動の2006年 そして2007年へ
2006年12月 横浜商工会議所の2号議員に就任しました
2006年11月 新会社法の私的見解
2006年10月 コンビニ業界のスクラップアンドビルドから学ぶ
2006年9月 残暑お見舞い申し上げます