石渡宏道のひとりごと 代表コラム
東アジアの時代
2008年8月8日午後8時、中華人民共和国の首都北京で全世界204の国と地域、約11,000人のアスリートが参加した夏季オリンピックが開催されました。
第一次世界大戦、第二次世界大戦等で開催されなかった4回があるので、実質25回目のオリンピックです。
1世紀の歴史を誇るオリンピックですが、過去の開催地を見てみると、圧倒的に西洋の各地で開催されています。
今回の北京開催は1964年の東京オリンピック、1988年のソウルオリンピック以来、東アジアでは3回目の開催です。
オリンピックはスポーツの祭典と言われていますが、その時々の国力が繁栄されて開催されているように思えます。
世界文明はアフリカに始まり、それがメソポタミヤ地方、地中海と動いて、ヨーロッパからイギリスへ、そしてアメリカへと西洋中心で移動してきました。
オリンピックがギリシャで3回、イギリスで3回目、アメリカで4回開催されているのは、歴史の偶然でしょうか。
しかし、私はこれから世界文明の中心は東アジアの日本、中国、インドへと動いてくるのではないかと思っています。今回の北京開催はそうした世界文明が東洋に移動してきている証の一つだと思います。
21世紀前半のこの激動の時期は、歴史の大転換時期と認識することでしか、経済・社会・政治の諸問題は解決できないのではないかと思います。
今までの物質・お金中心の経済合理性の追求に明け暮れてきたアメリカ型資本主義経済活動にひずみが出てきているのです。
本来、経済活動の目的そのものは、人間を成長させ、人格能力を高め、人間そのものが進化する活動でなければ意味と価値がありません。働きとは物質的価値、金銭的価値を作り出すために働くのではなく、自分を本物の人間に鍛えるために働くのだと考えます。
東アジアの日本、中国、インドには思想・哲学の教えがたくさんあります。混沌とした世界を新たなパラダイムで乗り越え、成長するには東洋の時代が必然的に要求されてくるのです。
そして東アジアの代表の日本の真価が問われる時代です。
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