石渡宏道のひとりごと 代表コラム

石渡宏道のひとりごと 代表コラム

統合の思想

昨年は「統合の思想」という教えを約1年間学習しました。

「統合」とはあまり聞きなれない言葉かと思います。
「統合」と似たような言葉に「総合」「融合」「統一」があります。
「総合」は、複数のものをただ並べてあるだけで、周りとの関係性はありません。「融合」は、AとBを一つにしてCにするような化学変化をイメージします。「統一」は、たくさんの中から一つにする。中心を一つにすることです。

しからば「統合」とは何か。

AとBを生かしながら新たなCを創るということです。
個々の意見が生かされ、それぞれの主体性が生かされ、全と個が調和されることです。この統合の思想からしかアイデンティティーは確立できないと信じています。

21世紀は思想の時代だと言われていますが、思想には高い思想と低い思想があり、高い価値観はこの「統合の思想」からしか生み出すことができないのです。
統合の思想を企業経営に生かすには、以下の価値観を身につけたいものです。

1.マイナスをプラスに転換させる価値観
マイナスが大きければ大きいほど、プラスのエネルギーに変わると考えます。だから自己の中にあるマイナスを隠さない、マイナスの存在をしっかり受け止めることです。

2.悪を善に、偽りを真実に、醜いものを美しいものに転換できる価値観
善から生まれる善は偽善、悪から導き出すような善が真の善、悪が善を支えているエネルギーとなっているという考え方です。表面的な善であればあるほど、組織の実態の中に悪のエネルギーが隠されていると考えます。

3.敵を味方に変える価値観
敵がいてくれるからこそ、自分がもっと高い価値観をしっかり学び、敵を味方に変えることができるようにならなければいけないという考え方です。組織づくりには欠かせません。

4.今起きている現象はすべて自分自身の問題であると認識できる価値観
問題・課題は不都合ではなく、価値創造の源であると考えます。だからクレームこそが組織に気づきを与え、課題解決の糸口であると考えます。

こうした発想、考え方から今年も自己と正面から向き合い、高い価値観を「統合の思想」から身につけ、自己革新と組織の風土革新を断行したいと念じています。

過去のコラム

更新月 タイトル
2010年7月 天使の歌声
2010年6月 リーダーシップの本質
2010年5月 仏師 石渡康運
2010年4月 トヨタの危機
2010年3月 増税議論と為政者の責任
2010年2月 日本航空
2010年1月 新春にあたり
2009年12月 平成維新
2009年11月 モラトリアム
2009年10月 見える化
2009年9月 資産づくりを応援します
2009年8月 音楽の贈り物
2009年7月 朝礼で一日の活力を得る
2009年6月 横浜開港150周年
2009年5月 比叡山延暦寺
2009年4月 資産の運用、管理、保守
2009年3月 監査役の勇気
2009年2月 ヒトが財産
2009年1月 統合の思想
2008年12月 二兆円の定額給付
2008年11月 東アジアの時代
2008年10月 倒産
2008年9月 鶴見の歴史
2008年8月 偽装問題
2008年7月 学会
2008年6月 古都鎌倉
2008年5月 長寿社会の医療問題
2008年4月 熱い夏
2008年3月 地球温暖化問題
2008年2月 課題の解決
2008年1月 組織の品格
2007年12月 司馬温公の教え
2007年11月 自己革新と組織革新
2007年10月 金融商品取引法に際して
2007年9月 残暑お見舞い申し上げます ~2007年夏~
2007年8月 偽装事件から内部統制の必要性をみる
2007年7月 定年退職後 〜マネープランを立てる〜
2007年6月 2回目 定年退職後 〜セカンドライフの充実〜
2007年6月 企業の社会に対してその存在理由 〜CSRの取組み〜
2007年5月 今年の申告から特に気になったこと
2007年4月 横浜の活性化のために
2007年3月 寒中お見舞い申し上げます
2007年2月 昨年の流行語大賞
2007年1月 激動の2006年 そして2007年へ
2006年12月 横浜商工会議所の2号議員に就任しました
2006年11月 新会社法の私的見解
2006年10月 コンビニ業界のスクラップアンドビルドから学ぶ
2006年9月 残暑お見舞い申し上げます