石渡宏道のひとりごと 代表コラム
ヒトが財産
年金、医療、福祉の三大社会保障制度が崩壊と言われていたら、今度は派遣切り、非正規採用者の解雇、新卒採用の内定取り消し等、雇用崩壊が露呈してきています。
アメリカ発の全世界経済・金融危機とはいえ、現在の経団連会長企業のキャノンはじめ、元経団連会長企業のトヨタが先頭を切って派遣切りをしているのは、企業の社会的責任の立場からはいかがなものかと思います。
自然人ではない法人企業は、利益を追求しゴーイングコンサーン(永続企業)でなければならないが、企業活動が社会に与える影響に責任を持ち、あらゆるステークホルダー(利害関係者)に対して説明責任を果たさなければなりません。まさに、企業の社会的責任(CSR)が問われる所以です。
企業の社会的責任の活動には二つの側面があります。一つはエンロン事件にみられるようなアメリカ型で、リスクマネジメント、内部統制を徹底させる活動であり、もう一つはヨーロッパ型で、企業の未来への投資の一環として持続可能な社会の実現を達成するために「環境」や「労働問題」等について自主的に取り組む活動があります。
アメリカ型が内向き(企業向き)で、ヨーロッパ型が外向き(社会・自然)ではないかと思います。
私は、このうちヨーロッパ型を支持したいと思います。
もともと企業の要素はヒト、モノ、カネ、情報等の要素からなっていると言われていますが、私は予てからこの要素のうち、ヒトが全体の四分の三を占めていると考えています(創造経営理論)。
ヒトなくして企業は存在し得ないのです。
私どもの事務所も「働く人々の物心両面の幸せを実現する」ことを理念のひとつに挙げているわけはここにあります。
アメリカ型の市場中心主義(株主中心)、企業収益と企業価値向上の考え方だけでは本当の企業の社会的責任は果たせません。
企業からの視点だけでなく社会、世界、宇宙という大きな視点で「ヒト」の問題に取り組まなければならないと考えます。
あらゆるステークホルダーの中で一番大きな要素ではありますが、一番弱い立場にある「ヒト」にもっと暖かい経営者でありたいと思います。
過去のコラム
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| 2010年5月 | 仏師 石渡康運 |
| 2010年4月 | トヨタの危機 |
| 2010年3月 | 増税議論と為政者の責任 |
| 2010年2月 | 日本航空 |
| 2010年1月 | 新春にあたり |
| 2009年12月 | 平成維新 |
| 2009年11月 | モラトリアム |
| 2009年10月 | 見える化 |
| 2009年9月 | 資産づくりを応援します |
| 2009年8月 | 音楽の贈り物 |
| 2009年7月 | 朝礼で一日の活力を得る |
| 2009年6月 | 横浜開港150周年 |
| 2009年5月 | 比叡山延暦寺 |
| 2009年4月 | 資産の運用、管理、保守 |
| 2009年3月 | 監査役の勇気 |
| 2009年2月 | ヒトが財産 |
| 2009年1月 | 統合の思想 |
| 2008年12月 | 二兆円の定額給付 |
| 2008年11月 | 東アジアの時代 |
| 2008年10月 | 倒産 |
| 2008年9月 | 鶴見の歴史 |
| 2008年8月 | 偽装問題 |
| 2008年7月 | 学会 |
| 2008年6月 | 古都鎌倉 |
| 2008年5月 | 長寿社会の医療問題 |
| 2008年4月 | 熱い夏 |
| 2008年3月 | 地球温暖化問題 |
| 2008年2月 | 課題の解決 |
| 2008年1月 | 組織の品格 |
| 2007年12月 | 司馬温公の教え |
| 2007年11月 | 自己革新と組織革新 |
| 2007年10月 | 金融商品取引法に際して |
| 2007年9月 | 残暑お見舞い申し上げます ~2007年夏~ |
| 2007年8月 | 偽装事件から内部統制の必要性をみる |
| 2007年7月 | 定年退職後 〜マネープランを立てる〜 |
| 2007年6月 2回目 | 定年退職後 〜セカンドライフの充実〜 |
| 2007年6月 | 企業の社会に対してその存在理由 〜CSRの取組み〜 |
| 2007年5月 | 今年の申告から特に気になったこと |
| 2007年4月 | 横浜の活性化のために |
| 2007年3月 | 寒中お見舞い申し上げます |
| 2007年2月 | 昨年の流行語大賞 |
| 2007年1月 | 激動の2006年 そして2007年へ |
| 2006年12月 | 横浜商工会議所の2号議員に就任しました |
| 2006年11月 | 新会社法の私的見解 |
| 2006年10月 | コンビニ業界のスクラップアンドビルドから学ぶ |
| 2006年9月 | 残暑お見舞い申し上げます |






