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査察制度について
『査察制度』とは・・・
税務署では取り扱えない悪質な脱税事案について、国税局査察部が強制調査を行うことです。裁判所からの令状に基づき強制調査を行い、検察に脱税犯人として告発する事務を行います。
映画「マルサの女」で一躍有名になりましたが、元々「マルサ」とは、国税局における隠語でした。
『査察制度』の目的

税務行政の一環として、大口・悪質な脱税者に対し刑事責任を追及し納税道義の高揚を図ることで、申告納税制度の維持とその健全な発展に資することにあります。
創設当初(昭和23年)の査察制度の運営は、犯則事件の調査・告発ばかりでなく、時代背景を反映して、大口インフレ利得者に対する徹底的、機動的な調査にも重点が置かれ、税収確保という面からも貢献しました。
わが国の経済の安定化とともに査察制度においても、当初のインフレ利得者への立件から「真に悪質な者の査察立件」との理念の原点に戻り、悪質事案の立件・告発にスタンスを移行しました。
不正の手段を使って故意に税を免れた者には、社会的責任を追及するため、正当な税を課すほかに刑罰を科すことが税法に定められています。
その査察制度は、国税犯則取締法に基づいて行われる質問・調査・領置であり、裁判所の許可を得て臨検・捜索・差し押さえを行うこともできます。なお、その執行には、各国税局に配置された国税査察官が当たることになっています。
平成19年度査察調査では、220件の着手となっており、外国為替証拠金取引による利益の除外、架空の輸出免税売上とそれに見合う架空の課税仕入を計上したり、人材派遣業を中心に、本来課税仕入に該当しない人件費を課税仕入となる外注費に科目を仮装することなどによる消費税の脱税が大幅に増加しています。
告発の多かった業種・取引

脱税の手段・方法等
脱税によって得た利益の多くは、現金、預貯金又は外国為替証拠金として所有・管理されていたほか、高級外車や金地金の購入、あるいは関係会社等への貸付金に充てられているもの
も見受けられました。
様々な脱税により取得した簿外資産等の隠匿場所
● 鉄道模型の中 (現金を保管していた第三者名義トランクルームの鍵)
● 電話台下に置いた収納箱 (金地金)
● 居宅浴室内の洗い場及び浴槽内に置いたスーツケースやバッグ (現金)
● 居宅敷地内の蔵や離れの床下に置いた手提げ金庫 (現金)
● 居宅室外に置かれた鉄製ゴミ箱 (現金)
● 居宅寝室のタンス内に吊るしたケース入り芳香剤
(現金、預金等を保管していた第三者名義貸金庫の鍵)
査察の概要について国税庁のホームページもご覧下さい。







